[ヒトデ男の恐怖]

~月夜に踊るセルロイドの人形~
「ぐわああああああああああッ!」
「なんだ、こりゃ!」
「どうして俺たちの名前が書いてんだ?」
ホラー探偵団の子供たちは恐怖にかられ、パニックに陥った。
モヤシが ...

[ヒトデ男の恐怖]

~のっぺらぼう~
モヤシは、いきようようと帰宅した。学校では襲いかかってきた唐木将紀を倒した。
俺たち、ホラー探偵団もなかなかやるじゃないか。
もう弱虫探偵団などとは、誰にも言わせない。
後日、唐木から ...

[ヒトデ男の恐怖]

【怪奇小説】ヒトデ男の恐怖
~ザ・ネスト~
巣。ネストである。やつらは暗い巣の中で、うごめいていた。
「憎い……。この世の全てが憎い」
ひとりが口を開く。死んだような目をしている。その目の中には憎しみの ...

[青虫ラーメン]

〜死ぬ時は誰でもひとり〜
翌朝。豚野餌吉の頭の霊は消えていた。
珍保長太郎はそれから、ちょいと所用で練馬区に出かけてもどってきた。
「幸先の良いスタートだ。もし、目が覚めた時に豚野餌吉がまだチンポをくわえていた ...

[青虫ラーメン]

〜すごい、星がいっぱいだ〜
暗い闇である。
そもそも闇は暗いものなので『暗い闇』などという概念を思い浮かべる時点でだいぶ脳に損傷を受けているのがわかる。珍保長太郎は精神の暗闇の中をさまよっていた。ねばりつくような闇が上 ...

[空手対幽霊]

〜子供の命はないぞ〜
その時、部屋の入り口で、小さな悲鳴が聞こえた。
見ると、先ほどの昆虫採集の小学生が立っていた。
気味が悪い。
おそらく、中でがたがたやってるので、セックスでもしてるのかと、よだれを ...

[空手対幽霊]

〜福祉界の、やくみつる〜
「いいなあ」
気の抜けた声がした。如月が既に死体になったような土色の顔でいぶかしげに見上げると、鉄玉郎がさわやかな顔で立っていた。
メールを見て、遅ればせながら来たようだ。
あ ...

[空手対幽霊]

〜山椒魚の黒焼き〜
かつてノロマと呼ばれた肉の塊は、もぞもぞ動いていた。すでにスーパーの棚に並んでいる鶏ガラに近い姿なのであるが。
「生命力があるな」
飯塚がつぶやいた。俺は生命力がない、と思いながら。

[空手対幽霊]

〜神は時には極めて悪魔的〜
時間はすでに深夜一時。散歩=覗きを始めて、二時間近くが経過していた。身体はかなり疲れた。しかし、精子袋は田中を歩かせ続けた。断じて許してくれなかった。非情で無慈悲。股間でサタンが笑っていた。今夜は満 ...

[空手対幽霊]

〜死出虫〜
何十年も手入れのされていない、荒れ果てた庭に、一番乗りしていたのは、クロシデムシの幼虫だった。林の中から、人間には聞こえない周波数を感じ、集まってきた。黒光りのする節のある腹を波立たせながら、早く死体の処理をしたい ...