【怪奇小説】空手対幽霊〜UFOなのはお前の首だ〜
〜UFOなのはお前の首だ〜
店のドアが開いた。
「いらっしゃ……」
鉄玉郎の顔が凍りついた。新宿署の刑事、青田寧男だった。
「捜査令状はあるのかッ!」
いきなり鉄玉郎は怒鳴りつけた。
「 ...
【怪奇小説】空手対幽霊〜魔性のラーメン屋〜
〜魔性のラーメン屋〜
新宿区歌舞伎町二丁目。西武新宿駅を出て、東京都健康プラザ・ハイジアの前の歌舞伎町交番を左に曲がる。その通りをしばらく歩き、最初の角を右に曲がり少し行くと、不潔なラーメン屋『上海亭』がある。
我らが ...
【怪奇小説】空手対幽霊〜ボクの精液は美しい〜
〜ボクの精液は美しい〜
というわけで、今日も田中はアパートの、敷地内に入らないと思われるぎりぎりの場所に立ち、部屋の中の秘密めいた声に耳をすませていた。
「うふふふ……ああん……うふふふ」
今にもばこばこと犬の ...
【怪奇小説】空手対幽霊〜笑うミイラ〜
〜笑うミイラ〜
敵中横断三千里ッ!
彼らは日本人らしく勇ましく愚かな閧の声を上げながら、広い陰気な庭を駆け抜け、玄関のドアの前に来た。厚そうな樫の木のドアだった。今なら、このドアを作るとなると、けっこうな値段になるに違 ...
【怪奇小説】空手対幽霊〜空手地獄変〜
〜空手地獄変〜
「こりゃあ、気味悪い家っスねえッ! 鉄玉郎さんッ!」
愚か者が集団でやってきた。すっとんきょうな声を上げたのは、ホストクラブで働いている、源氏名が如月星夜という、髪の長い軽薄な男。おどけている。自分を『 ...
【怪奇小説】空手対幽霊〜カッター・ファック〜
〜カッター・ファック〜
男はふいに黙り動きを止めた。数十秒後にゆっくりと頭を上げ、緊張した面持ちで中空を睨む。
「ふう……」
突然、男の空気が変わった。なぜか男は改心したかのように、ため息をついた。今やっている ...
【怪奇小説】空手対幽霊〜完全なキチガイ〜
〜完全なキチガイ〜
「ぎゃあああああぎゃあああああぎゃあああああああああああッ!」
男は絶望の叫び声を上げる女の、長い髪の毛を鷲掴みにし、元気よく引きずり起こした。べりッ! べりッ! という小気味良い音とともに、女の髪 ...
【ホラー】呪いの骸骨少女の骨がカタカタ鳴る!

第109回配本
呪いの骸骨少女の骨がカタカタ鳴る!私はかわいい女の子、宇志子。
ちょっぴり牛に似てると言われるので、気分を害してるの。
ところでウチは小さな工場をやってんだ
【無料】怪猫御殿

かわいい猫ちゃんの生態と、陰惨な泡沫漫画家、神田森莉せんせいの暗い生い立ち!
アホホホヘ!あたくし、一人叶姉妹と呼ばれるゴーヂャス漫画家の神田森莉せんせいですわッ!もうゼニコが儲かって儲
【ホラー】たたりの塩ジャケ

全身にスジコのようなツブツブが!
スジ子は北海道に住む鮭が大嫌いな女子校生。鮭養殖業を営み塩鮭を崇拝するシャケ子はスジ子に激怒し呪いを掛ける!スジ子は筋子が変化した妖怪、ジャイ