【怪奇小説】ヒトデ男の恐怖~帰っていくウルトラマン~
~帰っていくウルトラマン~
ウルトラ忍者こと元俳優、門前正月は機嫌が良かった。ウルトラ忍者として自主的にパトロールしていることが地元で評判となり、フリーペーパーに載ったのである。気分が良かったので、今日は『ラーメン珍長』でウル ...
【怪奇小説】ヒトデ男の恐怖~お前も同じ姿にしてやる~
~お前も同じ姿にしてやる~
ウルトラ忍者に言われて、不遇な親子、中島ルルと娘のグミは『ラーメン珍長』にやってきた。ちょっとのことでは驚かない冷血鬼の珍保長太郎も、これには目を丸くした。
母親が、娘のつばの広い帽子を脱が ...
【怪奇小説】ヒトデ男の恐怖~暑い国から帰ってきたスパイ~
~暑い国から帰ってきたスパイ~
モヤシは目を覚ました。
「ここはどこだろうか?」
だんだんと記憶がよみがえってきた。ヒトデ男に追われて庭に逃げ込んだ時に、穴に落ちたのだ。たぶん古井戸ではないか……。上を見ると穴 ...
【怪奇小説】ヒトデ男の恐怖~最後の晩餐~
~最後の晩餐~
こうした調子で門前は、ボランティアで地域の見回りを続けた。あんがい、評判が良い。そのうち、名声が広まっていった。忍者がなんとか……、と言い出すのはよくわからないが、正義感のある篤志の人であると。
翌日は ...
【怪奇小説】ヒトデ男の恐怖~夜の行灯~
~夜の行灯~
代田橋駅前。汚いラーメン屋『珍長』。
珍保長太郎はいらついていた。殺した大家の死体が気になる。押入れの中に押し込んできたので、近所付き合いもなさそうだし、急には見つかることはないだろう。
しかし、 ...
【怪奇小説】ウンコキラー〜ネズミ捕り〜
〜ネズミ捕り〜
親愛なるイエス・キリストに生贄をささげた効果があった。その日のうちに老人ホーム『天国の門』で動きがあった。どうやら、神は実在するようだ。
天国の門の裏庭。ここは庭掃除の道具などが入っているヨド物置がある ...
【怪奇小説】ウンコキラー〜ラーメン珍長〜
〜ラーメン珍長〜
「ウンコキラーか」
珍保長太郎はラーメン珍長のカウンターの中でつぶやいた。店長である。もごもごして滑舌が悪い。2m近い大男である。巨乳女子大生がウンコを持った精神異常者に襲われたマンションは、駅を挟ん ...
【怪奇小説】ウンコキラー〜ウンコ殺人事件〜
【怪奇小説】ウンコキラー
〜ウンコ殺人事件〜
あなおそろしや。あなおそろしや。ここは呪われた街、代田橋である。呪われてるだけあって、ろくなことが起きない。
「ああ、漏れる漏れる……。おしっこが漏れてしまう……」 ...