空手対幽霊

〜あなたも幸せになれる〜
さて、しごいて帰るか。
ここに長居しすぎた。
田中は自分を、いつもなにをやるにしても、最後は必ず失敗する人間だと考えていた。それを防ぐには、失敗する前に切り上げて帰れば良いのだ。これが ...

空手対幽霊

〜神は時には極めて悪魔的〜
時間はすでに深夜一時。散歩=覗きを始めて、二時間近くが経過していた。身体はかなり疲れた。しかし、精子袋は田中を歩かせ続けた。断じて許してくれなかった。非情で無慈悲。股間でサタンが笑っていた。今夜は満 ...

空手対幽霊

〜ボクの青春、腐ってる〜
次に気がついた時、田中は自分の部屋でコンピューターに向かって仕事をしていた。さすがに田中は驚いた。
「記憶が飛ぶというやつか」
激しい試合をする格闘家には、たまにある症状だった。本人は ...

空手対幽霊

〜肉太鼓〜
ハァ〜、脂肪太鼓でェ〜、ドンドコドン!
気のせいか遠くから、祭り囃子が聞こえてきた。堀江も一緒に踊りたくなった。いや、ある意味では堀江は既に生殖ダンスを激しく踊っているともいえる。
クライマァ〜クス ...

空手対幽霊

〜ミッドナイト・フルート作戦〜
もうすぐ、トンカツの最後の一口を食い終わろうとした時、部屋のドアをノックする音がした。時間は夜の12時25分。こんな時間に——いや、こんな時間じゃなくても、堀江の臭いアパートにやって来ようなどと ...

空手対幽霊

〜トンカツ〜
堀江はトンカツが好きだった。
ああ、我が心のトンカツよ……。
トンカツはうまい。
と堀江はトンカツを食いながら思う。
今日もトンカツ。
明日もトンカツ。
トンカツは ...

空手対幽霊

〜笑うミイラ〜
敵中横断三千里ッ!
彼らは日本人らしく勇ましく愚かな閧の声を上げながら、広い陰気な庭を駆け抜け、玄関のドアの前に来た。厚そうな樫の木のドアだった。今なら、このドアを作るとなると、けっこうな値段になるに違 ...

空手対幽霊

〜空手地獄変〜
「こりゃあ、気味悪い家っスねえッ! 鉄玉郎さんッ!」
愚か者が集団でやってきた。すっとんきょうな声を上げたのは、ホストクラブで働いている、源氏名が如月星夜という、髪の長い軽薄な男。おどけている。自分を『 ...

空手対幽霊

〜完全なキチガイ〜
「ぎゃあああああぎゃあああああぎゃあああああああああああッ!」
男は絶望の叫び声を上げる女の、長い髪の毛を鷲掴みにし、元気よく引きずり起こした。べりッ! べりッ! という小気味良い音とともに、女の髪 ...

ホラー

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第70回配本

地獄のグリム童話・オオカミと7匹の小ヤギ


悪夢のグリム童話! Grimm From Hell, Wolf and the Seven Little Kids!