「くまちゃんウィルス(3)」Kindle版が出ました

宇宙から来た凶悪怪獣カメックマ。怒ると噛みつきます。人類滅亡の危機が迫ります。これは危ない恐怖のポリティカル・コレクト。
目次
(33)凶悪怪獣カメックマ
(34)ジビエく
オジサン鳥

おじさんだから食べ物はミミズとウンコです。水彩紙、リキテックス。
くまちゃんウィルス047『焼き鳥くまちゃん』

ヤキトリ一本、28万円です。
死骨1

今から四十億年前。ペルセウス座二重星団から来たペルセウス人の乗った宇宙船が事故を起こして太陽系の第三惑星に墜落した。当時の第三惑星は気温が数百度、海はぐらぐらと沸騰していた。宇宙からは強い紫外線や電荷を持った素粒子が降り注ぐ。過酷な ...
【怪奇小説】ヒトデ男の恐怖~お前を肉便器にしてやる~

~お前を肉便器にしてやる~
ゴロゴロゴロ。
にわかに空が暗くなってきた。さいきん、世田谷では滝のような夕立が降ることが増えた。大きな雨つぶがぱらついてきた。歴史的な大雨が降ってきたら、どうなるだろうか、とモヤシは考えた ...
【怪奇小説】ヒトデ男の恐怖~ブレイク・スルー~

~ブレイク・スルー~
「うーむ……」
井戸の底でモヤシは悩んでいた。目の前にあるのは五十センチから一メートルくらいの木の棒や枝の断片が数本。井戸の底や、拡張した横穴の中からかき集めてきたものだ。いずれも、長年の間に井戸 ...
【怪奇小説】ヒトデ男の恐怖~当たらずとも、遠からず~

~当たらずとも、遠からず~
門前正月は、さっそうとパトロールを続けていた。先日、悪役プロレスラーに襲われていたキャバクラ嬢を救って以来、地域のパトロールが日課になってしまったのである。身体も心も調子も良い。ウルトラ忍者を演じて ...
【怪奇小説】ウンコキラー〜お尻の穴が裂けちゃう〜
〜お尻の穴が裂けちゃう〜
「きゃあああああああああああああああああっ」
見ると死にかけ老人こと大山田統一郎が、キャリーこと小杉浩子に襲いかかっていた。
「大山田さんッ! なにをするんですかッ! 警察を呼びますよ ...
【怪奇小説】青虫ラーメン〜俺が正義だ〜
〜俺が正義だ〜
神々も自殺するような陰気な夜。尿が近い珍保長太郎は、いつものように数時間寝たところで、尿意で目が覚めてトイレに向かった。
「今日も一人も客が来なかった……。金がない。まことに、金がないことである」
【怪奇小説】空手対幽霊〜幽霊 対 空手〜
〜幽霊 対 空手〜
鉄玉郎は振り返り、女ミイラのいた場所を見た。
床の上に文字が書かれていた。
ウェルカム
断定はできないが、女ミイラの粉が集まって、文字を構成しているようだった。ダニの集合体ではないよ ...