【怪奇小説】青虫ラーメン〜樹木希林が全身癌〜
〜樹木希林が全身癌〜
こんな感じで、ただの変態とわかった吸血巨乳美女のオッパイデカ子に夜な夜な血を吸われながら、珍保長太郎はラーメン屋で働いていた。意外な展開がひとつあった。けっこうな人気店になってしまったのである。と言っても ...
【怪奇小説】青虫ラーメン〜猫と年寄りしかいない〜
〜猫と年寄りしかいない〜
数日後。時間が止まったような日常を珍保長太郎は送っていた。頭の悪い客にまずいラーメンを作って出して食ったら金を受け取る。賽の河原のようであるが、これが人生というものであろう。つまり、生きている間から人 ...
【怪奇小説】青虫ラーメン〜ゴキブリが聞いていた〜
【怪奇小説】青虫ラーメン
〜ゴキブリが聞いていた〜
「しかしまあ、もうちょっとましなラーメンが作れないもんかな……」
珍保長太郎は自分の店『ラーメン珍長』で独り言を言った。思っていることが口から漏れてしまう癖が ...
[小説]青虫ラーメン〜珍保長太郎の華麗な冒険〜
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青虫ラーメン〜珍保長太郎の華麗な冒険〜
●解説文
東京の代田橋で、とてもまずいラーメン屋を営んでいる珍保長太郎、50歳目前のさえ
【怪奇小説】空手対幽霊〜奴は生きている〜
〜奴は生きている〜
「ま……まだ、生きている」
如月たちは驚嘆した。ハンバーグや肉をコンロにかけたまま忘れてしまい、黒焦げの炭の塊に変えてしまった体験があるだろうか?
如月たちの目の前にあるのが、まさにその状態 ...
【怪奇小説】空手対幽霊〜UFOなのはお前の首だ〜
〜UFOなのはお前の首だ〜
店のドアが開いた。
「いらっしゃ……」
鉄玉郎の顔が凍りついた。新宿署の刑事、青田寧男だった。
「捜査令状はあるのかッ!」
いきなり鉄玉郎は怒鳴りつけた。
「 ...
【怪奇小説】空手対幽霊〜魔性のラーメン屋〜
〜魔性のラーメン屋〜
新宿区歌舞伎町二丁目。西武新宿駅を出て、東京都健康プラザ・ハイジアの前の歌舞伎町交番を左に曲がる。その通りをしばらく歩き、最初の角を右に曲がり少し行くと、不潔なラーメン屋『上海亭』がある。
我らが ...
【怪奇小説】空手対幽霊〜修羅場の忘年会〜
〜修羅場の忘年会〜
あれはバイト先の飲み会だった。去年の忘年会。堀江はレンタルDVDの店で働いていた。
デブというものは体臭が臭いし、そこに存在しているだけで不愉快になる。それは仕方がない。デブはデブだ。しかし、この職 ...
【怪奇小説】空手対幽霊〜空手地獄変〜
〜空手地獄変〜
「こりゃあ、気味悪い家っスねえッ! 鉄玉郎さんッ!」
愚か者が集団でやってきた。すっとんきょうな声を上げたのは、ホストクラブで働いている、源氏名が如月星夜という、髪の長い軽薄な男。おどけている。自分を『 ...