ヒトデ男の恐怖

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~ウルトラ・エンド~
ラーメン珍長。
「バカヤロウ。この糞ったれが」
ヒルアンドン巡査こと安藤正義は、やさぐれていた。休職あつかいになったのである。今日は夕方、ラーメン珍長が開く前から店の前で待っていた。すでに ...

ヒトデ男の恐怖

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~井戸の底~
赤堤沼の隣にある枯れた井戸の底。モヤシは兄に命じられて、キノコを収穫していた。さすがに井戸の底だけあって、じめじめとして暗い。まさにキノコの栽培にはうってつけだ。ここらの地名である『赤堤』の名の通り、土は赤土であ ...

ヒトデ男の恐怖

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~お前も同じ姿にしてやる~
ウルトラ忍者に言われて、不遇な親子、中島ルルと娘のグミは『ラーメン珍長』にやってきた。ちょっとのことでは驚かない冷血鬼の珍保長太郎も、これには目を丸くした。
母親が、娘のつばの広い帽子を脱が ...

ヒトデ男の恐怖

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~川口浩探検隊ではない~
元、極悪レスラー三船龍太郎はドブのような沼の中で息を吹き返した。脳震盪だ。現役時代はなんどもやっていた。毎日、頭を強打する生活を送っていたので、気絶するくせがついてしまったのだ。職業病というには、忌ま ...

ヒトデ男の恐怖

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~水銀ラーメン~
珍保長太郎は、建築中の豊洲新市場の地下に行き、水銀をたっぷりと含んだ土を盗んできた。日本共産党の調査によると、大量のベンゼンやヒ素も入っているという。
これはいい。
俺の目的にぴったりだ。 ...

ヒトデ男の恐怖

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~ブラザー・サン~
モヤシは弱虫探偵団の仲間と別れて、家に帰った。
もともとはホラー探偵団と名乗っていたのだが、珍保長太郎が、いつもの調子で勝手に弱虫探偵団と呼び出して定着してしまった。
もちろん、この方が事実 ...

ヒトデ男の恐怖

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~ウルトラ忍者~
代田橋駅前の汚いラーメン屋『珍長』。
今日も店長の珍保長太郎は機嫌が悪かった。
客が少ない。
売り上げが少ない。
金がない。
そもそもの原因は珍保長太郎の怠惰な態度にあ ...

ヒトデ男の恐怖

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~闇にうごめくもの~
なぜか、とつぜん、怒り始めて去ったラーメン屋店主を見送りながら、子らはあぜんとしていた。
「珍さんはなにを怒ってるのかな?」
モヤシが言う。
「あの男は頭がおかしいからな。きょどう ...

空手対幽霊

〜子供の命はないぞ〜
その時、部屋の入り口で、小さな悲鳴が聞こえた。
見ると、先ほどの昆虫採集の小学生が立っていた。
気味が悪い。
おそらく、中でがたがたやってるので、セックスでもしてるのかと、よだれを ...